浪人時代の総括

今絶望のふちにいるかもしれない君へ

君と私は同じ人間ではない。

ただ、同じような経験をしているだけだ。

私の経験をきいて、自分に当てはまるかどうかは問題ではない。

いかにして、今の底辺を切り抜けるか、そこがポイントだと思う。

 

私がいかにして切り抜けたか、今から記すが、

この方法がすべての人に当てはまるとは思っていない。

 

自分で考えるんだ。

 

私の経験が君の一助にならんことを。

 

 

多浪でまた浪人を重ねて

生きてることが許されない気がして

それでも死ねない自分が弱くて大嫌いだった

 

 

早く死にたいと思ってた

自分で自分を殺すことができなくて

誰かが殺してくれることを願っていた

 

 

明日朝、目覚めたら

世界が終わっていることを願っていた

 

私なんかがいなくても世界は回っていて

誰の役にも立てない自分なんて生きている意味がない

 

 

私より大変な人がいるのはわかっていても

一番、自分が苦しかった

 

 

生きている意味がわからなくて

このまま何も成せず朽ちていくのか

このまま全て落ち続けて人生が終わるのか

 

 

私の人生ってなんなんだろう?

何の為に生きているんだろう

生きてても意味ないじゃん

 

 

二浪して全落ちしたとき、私は逃げた

 

 

一年間、全ての受験勉強をやめた

夜、明かりをつけなければ

眠れなかった

暗闇が怖かった

 

 

私は、自分で

逃げた先の居場所を壊した

 

 

逃げる先がなくなった

 

 

受験に戻るしか

 

 

私の中で選択肢がなかった

 

 

受験に戻るとき

私はすべてを諦めた

 

 

何も成せず死ぬことを

何にも報いることなく死ぬことを

誰の役にも立てず、社会のクズとして死ぬことを

 

 

覚悟した

 

 

たとえこの先

受かることがなくても永遠に受け続けることを

親のお金が続くまで、受け続けることを

私が死ぬまで、親が亡くなるまで、受験が続くことを

 

 

私が受験をやめる4つの条件とした

 

 

私は信じていた

 

 

もし、神が私を必要ないものとみなすならば

私は永遠に落ち続けるだろう

 

もし、神が私を必要としてくれるならば

私は受かるだろう

 

 

ただ、私は私のなすべきことを

 

 

 

幸運にして、四浪目で受かることができたが

受かったのはただの運だ

 

私の中には、受験という選択肢しか残らなかったが

もし、君が他の選択肢を選ぶことができるのならば

それを選んでもいいんじゃないかと思う

 

受験が全てではない

本当に受かるか受からないかは

時の運でしかない

 

 

受験に自分の人生を食いつぶされないで欲しい

 

 

それでも浪人を重ねるというのなら

覚悟をもて

 

君に幸あらんことを

f:id:haku_ryou:20190308230310j:plain

夜空の星