異界とは。自分の趣味をひたすら書く。
おはようございます。インフルエンサーにのる戦略、失敗しました。
まぁまぁ落ち込んでいます。
振り返れるようになったら記事にまとめます。
なので今回は自分の好きなことをひたすら語ります。
語ります。
SEOとか、読者目線とか、何も考えてません。
語ります。
【中古】 思春期をめぐる冒険 心理療法と村上春樹の世界 /岩宮恵子(著者)
そもそも異界とは
「異界」という言葉は、岩宮恵子先生が使われている言葉です。
簡単にいうと、異界とはあの世のことです。
でも待ってください。あの世ってどこだと思います?
あの世とは、彼岸の向こう側、という意味だけではありません。
もちろん、厳密にいえば、死後の世界という意味で使われると思います。
あの世とは、私たちがもつ、内在する世界のことも示します。
内在する世界とはなんぞや?
精神世界、と一括りによくされていますが
精神世界といっても、意識上と意識下(無意識)で全然ちがいます。
意識下(無意識)というのは、潜在意識ともいわれます。
この潜在意識に働きかけるのが、アートだと自分は勝手に思っています。
私が好きなのは、武田双雲さん書。
潜在意識というのは、各個人毎に持ってるように思われがちですが、
潜在意識は地下水脈で繋がっています。
つまり、各個人毎にもつ、というより、人類全体として持っているものです。
我々個人がもつ潜在意識はあることにはありますが、その地下水脈から汲み上げたものです。
話が飛躍しすぎましたか?
合ってるかわかりませんが、ユングの集合的無意識に近いと思います。
柳田邦男が、集落によって異なる“物語”は突き詰めれば同じことになる、みたいなこと言ってた気がします。※確証はない
話を元にもどしましょう。
異界、あの世、内在世界、潜在意識。
村上春樹の本では、よくこの異界が出現します。
これは岩宮恵子先生の本で説明されています。
異界を渡る
私は異界に潜ったことがあります。
前にもちらっと語りましたが、
二浪して玉砕したとき、あの世の釜の淵がみえました。
私はその淵から釜を覗き込んでいて、覗き込んでいるのは私以外にも幾人かいました。
その淵から釜の底をみているのですが、
底が見渡せないのです。
本当の暗闇。
ただただ、何もない。
私もあの暗闇に帰るんだ。と漠然と思いました。
多分、あのままいたら、私はこちらの世界には帰ってこれなかったと思います。
私という肉体はあっても、その中に私という存在はいなかったでしょう。
そこから引き上げてくれたのは母親の存在でした。
完全に機能が停止しかけている自分を引っ張り上げて、こちら側に戻してくれた。
肉親の力ってすごいですね。
そこから米作りに出奔したり、とそれからもなんやかんやありましたが、
あそこまで深く、異界に潜ったことはあれ以来ありません。
異界を渡る、と書きましたが、
命、かかってます。
命がけの行為です。
でも、浅くなら、誰でも潜っては浮上し、潜っては浮上し、を繰り返していると思います。逆に、この異界に潜ったことのない方もいるかと思いますが、そんな方はここまで読む前にわからなすぎてリターンしてると思います。自分の説明が下手なので尚更。
セラピストなどは、一緒に異界渡りに付いてきてくれて、帰り道を教えてくれる役割だと思ってます。“物語る”というものは、異界渡りにちかしいものを感じています。
世界を変える
ここまでついてきてくれた読者の方はわかると思いますが、この世界という言葉も、世の中という意味だけでなく、人の内在する世界という意味があります。
世界には層があります。
自分が意識できる層。
自分の地下水脈。
人類全体共通のわけわからんもの。
各層ごとに、世界が違います。それは異界と呼んでもいいし、あの世とよんでもいいし、わけわからんがとにかく巨大なあるもの、なんて呼び方もいい。
この世界を変えていくのがアート。
こんな世界があるんだよ、と働きかけてくれるのがアート。
私は、死んだら、人類共通のわけわからんものに、帰っていくんだと思ってます。
その帰るお手伝いをするために
体からのアプローチが医療
意識に働きかけるのが声
どちらも欠けてはならないもの。両輪。
だから私は声をやりたいし、医療の道を進みたい。
そして、生きている人に対しても、こんな世界あるよーと伝えたいのが、
ことば、詩、声、なのかな。
今の医療は、表層世界に専心しすぎてて下の世界が足りない。もちろん精神科、という学問はあるけど。そこも変えていけたらいいな、という私の呟き。
まだ始めたばかりだけど、私の原動力はこんな感じです。
上手くことばがみつからないな。
読んでくれてありがとうございます!
増補 思春期をめぐる冒険:心理療法と村上春樹の世界 (創元こころ文庫)
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